Kvinden i buret 2013年 デンマーク作品
監督 ミケル・ノルゴート
原作 「特捜部Q 檻の中の女」 作: ユッシ・エーズラ・オールスン
主演 ニコライ・リー・コス ファレス・ファレス ソニア・リヒター ミケル・ボー・フォルスゴー ソーレン・ピルマーク
字幕 吉川美奈子
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
手の震えを感じながらコペンハーゲン警察にくる、カール・マーク警部補。彼は、ある事件の捜査で仲間の1人を失い、1人は全身不随になり、自らもケガを負って入院していたのだった。
上司から職場復帰には早すぎるのではないかと言われ、殺人課からも外されてしまう。
だが、新しい部署を任されることになった。
その部署とは、過去20年間の未解決事件の捜査書類のミスを探し出し分類するという資料整理の部署だった。
署の地下にあり「特捜部Q」と名付けられた部署。
部下は入らないというカールに上司はアサドという警察官をよこした。アサドは、1日3件の事件を処理すると聞かされ独自に事件の全貌を張り出す。
その中からカールは、5年前に起きたミレーデと言う女性の失踪事件での報告書類に矛盾点を発見するのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
昨年末の予告通り、2月に最新作「特捜部Q 知りすぎたマルコ」が公開されるので、今週は「特捜部Q」シリーズを紹介します。
さらに、原作も読んだので、映画感想の後半、読書感想も掲載します。
ちょっと長文です。お付き合いください。
映画が気に入って主人公のカールを演じるニコライ・リー・コスが大好きになって、そのまま原作も読みたくなって、ただ今必死にシリーズを読書中。
読めば読むほど、面白いこの本。
どこかのサイトに書いてあったが、犯罪トリックではなく犯罪心理を描いているからだとか。だから、個人的に好きなんだなあと納得。
ではまずは、映画感想から。
書類整理(事務処理?)と言いながら、カールは勝手にアサドと再捜査を始めてしまう。それと平行して5年間のミレーデの行動も描かれていく。
彼女の様子は、過去なのか現代なのか。
カールとアサドが事件の真相に迫るまでがもどかしいけども、ドキドキもするのだ。
なんたって、カールが、根っからの刑事って感じが格好いいし最高なのだ。
原作よりも若い配役だったらしいが、個人的には、このカール役、ニコライで大正解だったと思う。
ファレス・ファレス演じるアサドとの会話もすっごくいいし、人間関係に不器用なカールを渋く演じている彼がめちゃくちゃ愛らしいし素敵なのだ。
2人のバディ感もいい雰囲気。
そして、そう来るか~の結末。なんたって、ラストのハラハラがたまらない。
不死身じゃないカールとアサド。
そこがこれまた良いのだよねえ。
続いて、原作の感想。
映画はやはりエンタメとして出来上がっているので、原作と違っている部分が多々あった。
一番違うのは、相棒のアサド。
彼は警官ではなく、あくまでもカールの助手。背も高くないし、過去が謎の人物になっている。
カールがケガをした事件も、全身不随になった仲間のその後も、カールのプライベートももっとよく描かれている。
なので、
本の中のカールはもう少し気楽で明るい感じの印象。自分が思うニコライの印象とすっごく被る部分があるのだけども。
そうそう、
映画の中にもあった歯を抜くシーン。
たまたま親知らずを抜いた後だったので、そのシーンは本の中でもリアルに痛そうだった。
歯磨きは、大切だ~と、つくづく実感したのでした。(なんのこっちゃ)
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「特捜部Q 檻の中の女」
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